ぴすれの備忘録

気づいたこと よかったこと 悲しかったこと

イーサーネットコンバータ兼ハブなら無線LANルーターを使うとよい話

NEC社製のルーター「WG1200HP3」をヤマハのWLX212につなげて、
イーサーネットコンバーターとして利用したので備忘録として記載します。

背景

nasneを使っていると有線LAN限定という仕様から、ルーターから設置場所まで長いLANケーブルを導入する必要があります。
一方でルンバなどのロボット掃除機を使っている場合、掃除の邪魔になるようなケーブルは引きたくないです。

私もルンバにケーブルを何度か破壊されました。
暫定対応でバーチャルウォールを配置していましたが、そこがソファー下ということもあり微妙だなと思っていました。


そこで役に立つのがWiFiを有線LANに変換するイーサーネットコンバーターなのですが、
最近の規格に対応したものだと高く、またLANも1ポートしかないなど微妙です。
1台で済めばよいですが、複数台をつなぐためにスイッチングハブも購入するとなると、
二倍の出費が必要です。ついでにコンセントも2つも防いでしまします。
これはいけない。


使い終わったルーター転がってないですか

実はルーターの中はイーサーネットコンバータ機能を内包している製品があり、
例えば私が以前使っていたルーター「WG1200HP3」も対応しています。
こういう機能は同一メーカー同士じゃないと動かないのでは?と思うのですが、
WG1200HP3の場合は「親機のネットワーク名(SSID)を入力します。」とだけ書いており、NEC製に限るとは書いていません。
(推奨でNECルーター製品とのリンクマップはありましたが)

www.aterm.jp
今の私のメインAPはWLX212で、このSSIDとパスワードを入力したところ無事にイーサーネットコンバーターとして機能しました。

この商品は2017年発売。WiFi6が登場する前の製品だったので、買い替えで残りそうな世代です。
お家に転がってないですか?

やり方

公式に手順があるが、禁断の秘儀のような手順なので戸惑うかも。

www.aterm.jp

ざっと手順を書くとこんな感じでした。
1. Atermコンバーターモードで設定(らくらくスタートボタンを押しながらオンしてconverterランプが点滅したことを確認する)
2. 有線LANでPCと接続
3. 親機のSSIDとパスワードを入れて設定
4. 本体が再起動するので、元のスイッチングハブをリプレイスする。(LANケーブルの差し替え等を行う)
5. 動作確認でPC TV Plusからnasneで録画ファイルを視聴。OK。

イーサーネットコンバーターと違ったメリット

  • 最近WiFi6対応製品などで買い替えていれば、余ったルーターが再利用できる
  • LANのポート数が多い。(WG1200HP3の場合は3ポート使えます)

デメリット

  • WiFi6対応品はまだまだお高め。 NUROなどを使っている場合は力不足かも。
  • 2.4Ghzと5Ghz帯域を同時に使うAPには未対応の模様。(私の場合は2.4GhzにデフォルトのAPがでてきました。)

まとめ

こういった形で再利用できるのは面白いですね。お金の節約にもなりました。

(2021/12/31追記)
親機ルーターの設定に合わせて、以下の項目も修正してください
(nasneの再生でかくつきや、オンラインアップデートが不可能だったことを確認)

親機との接続設定 > 詳細設定 - DHCPクライアント機能をオフ - 固定IPを設定。(/24なら2XX番台にしておくといいかも) - ゲートウェイとプライマリDNSを親機ルーターIPアドレスに修正
これで再起動。オンラインアップデートもやっておきましょう。