築地市場がまだあった時代に、たまに通っていた「高はし」というお店がありました。
場内のどのお店の価格よりも一段お高いですが、出る魚は料亭のレベル。
特に煮魚は本当に美味しく、私の煮魚食わず嫌いはここで治ったと言っても過言ではありません。
豊洲移転後は少人数予約制のお店になったのですが、7/6にようやく行ってきました。
どんなお店?
- 豊洲市場 水産仲卸売場棟「関連飲食店舗」の一角に存在。
- 予約のルールは公式のブログがあるので参照。
blog.livedoor.jp - 基本的には火・土のコース料理(9000円から)がメイン。 90分の入れ替え制。
- メインのお魚は選べるので、これで価格が決まってくる感じです。
- 今回は穴子、太刀魚、煮魚、鮭が選べました。
- 築地時代は基本的にアラカルト注文だったので、当時この変更には当然戸惑いました。
- ただし、最近月・木営業でアラカルト注文ができるように。これだと価格帯は築地時代と同じようです。
- 飲み物もアルコールを中心に色々ありました。ごくごく普通のお値段です。
- メインのお魚は選べるので、これで価格が決まってくる感じです。
- 内装は黒を基調としたシックな空間。
- 土曜日の関連飲食店舗は観光客でいっぱいなのですが、空間を作るためか外とは仕切りがされています。
- 騒がしい外を気にすることなく料理に集中できるのは◎。
- 支払いは現金オンリー。キャッシュレス非対応なのでご注意。
注文したもの
コース料理 三陸産の穴子白焼き。煮魚にすべきか直前まで迷いました。
画像
一部撮り忘れたものもありますが、雰囲気が伝われば。
飲み物はオールフリーを選択。器はスウェーデン製のセラミックタンブラーで、500mlの飲み物が全部入りきるほど。
おひたし。シンプルに見えますがシャキシャキしていました。
お漬物。特に水ナスが今まで食べていた漬物とはなんだったのかというくらい美味しい。 ナスの漬物の概念が変わった瞬間でした。
スナップえんどうの昆布締。素材がやはりいいのでしょうか。
課金してでもいいからもう4本くらいいただきたかったです。
この間に海老芋煮も出されました。
お刺身。ニュージーランド産のインド小マグロと白えび。
白えびは富山産で、場内でもなかなかの貴重品とのことでした。
わさびは目の前で生わさびを擦ったもの。これとご飯にまぶせばわさび丼もいただけます。
スズキの昆布締。別で出てきました。
鰯の酢締め。これは結構ボリュームあり。
鰯の美味しいところだけを凝縮した旨味で美味しかったです。
築地時代から絶品の品質だったご飯は健在。 一杯半いただきました。
ここにきて店主がメインのお魚を紹介。 どれも綺麗なお魚です。
メインの穴子の白焼き。 穴子の概念を変えてくれるほどの美味しさでした。 正直、生涯で最後に食べて美味しいと思った穴子はちょっとお高い寿司屋で出てきた、煮穴子が最後だったので、 白焼きにするとこんなに美味しいとは。。と驚きました。
すすきのあら汁。ホッとする味です。
最後はデザートにスイカとアメリカンチェリー、店主が入れてくれたイギリス産の紅茶で終了。
感想
築地時代は「美味しいお魚をいただける定食屋」という感じでしたが、 豊洲移転後は「和食の空間」という印象を受けました。
店主も常連さんと喋りながら楽しそうに料理をしているように見え、 鰯の仕入れの人が突然入ってきて説明をしたりと、見ていて面白い要素がたくさん。
イニシャルで10000円という価格は決して安くはないです。 が、全体を通して「これはアトラクションなのかな」と思うと安くさえ思えてきます。 ただ、量は朝からお腹いっぱい(帰って爆睡しました)なので、次はアラカルトかな。。と思いました。